無痛分娩に関するよくある質問
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Q無痛分娩は、本当に全然痛くないですか?
無痛分娩といっても全ての痛みが無くなるわけでありません。陣痛によるお腹の張り、赤ちゃんがお尻を押してくる感覚はあります。
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Q無痛分娩のメリットを教えてください。
痛みが取れることで心身ともに多くのメリットがあります。
①痛みが取れることで、お母さんの心臓や呼吸への負担が減ります。また精神的なストレスも軽減されます
②無痛分娩で体力が温存できる方もいます。 -
Qうまくいきめるか心配です。
痛みが緩和されるため、いきむタイミングやいきみ方がわかりにくい場合もありますが、うまくいきめるように医師・助産師がサポートします。
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Q休日夜間でも無痛分娩できますか?
安全に行うために計画分娩を原則とし、スタッフの数が充実している平日日中に限らせていただきます。
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Q立ち合い出産はできますか?
無痛分娩でも通常の分娩と同じように立ち合い出産が可能です。
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Q無痛分娩を選ぶと帝王切開が増えるということはありませんか?
A無痛分娩を選択した場合の緊急帝王切開のリスクは、無痛分娩を選択しない場合と大きく変わりません。
当院の統計(2023年9月1日〜2024年8月31日)では、非無痛分娩で緊急帝王切開になったのは6.6%、無痛分娩を行っていて緊急帝王切開になったのは4.5%でした。 -
Q無痛分娩で分娩時間が長くなることはないですか?
無痛分娩では分娩第二期(子宮口全開から赤ちゃんが出てくるまで)が長くなる傾向にあります。また陣痛が弱くなることがあり、陣痛促進剤の使用量や吸引分娩が増えることがあります。
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Q無痛分娩時には意識はありますか?
お腹から下の部分麻酔なので、意識はしっかりあります。お母さんが眠くなったりすることもありません。
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Q赤ちゃんに影響はありませんか?
胎盤を通じて赤ちゃんに麻酔薬が届く心配はほとんどありません。また、仮死状態で生まれる頻度も麻酔をしていない分娩と差はないとされています。
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Q無痛分娩中に何か制限はありますか?
無痛分娩のための麻酔薬を投与している間は食事は控えていただき、水分(お茶や水)のみに制限しています。母子の状態を観察し異常を早期発見できるようにするため、モニター類をつけたままベッドで寝た状態で過ごしていただきます。また、歩けないため、尿はカテーテルでとります。
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Q無痛分娩を受けたい(興味がある)のですがどうしたら良いですか?
外来で医師もしくは看護師にいつでも声をかけてください。また、水曜日に麻酔科医師による個別説明を行っていますので、お気軽にご相談下さい。
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Q無痛分娩は予約制ですか?
事前に計画するため、予約制で行っています。予約の件数に制限があるため、無痛分娩を希望される場合は、早めに希望を伝えてください。予約をしていても、無痛分娩の入院前日までならキャンセル可能です。
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Q無痛分娩の予定日はどうやって決めますか?
無痛分娩の予約時に、医師と相談して決めます。初産婦の方は39週以降の日程、経産婦の方は38週以降の日程を選びます。
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Qお金はどれくらいかかりますか?
無痛分娩費用50,000円がかかります。期間や追加処置(カテーテルの入替など)の有無使用した薬剤の量に関わらず一律です。無痛分娩を予定していたが実施できなかった時は、費用は発生しません。