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親愛産婦人科通信

無痛分娩当日はどんな流れ? 知っておきたい無痛分娩のお話 #9

親愛産婦人科の無痛分娩は、原則として計画分娩で行っています。

初めて出産する方は原則として前日に、出産経験のある方は当日に入院し、お母さんと赤ちゃんの状態を確認しながらお産を進めていきます。お産が進み、陣痛が強くなってきたところで硬膜外麻酔を開始します。

「入院してからは、どんなふうに進むの?」
「麻酔はいつ始まるの?」

無痛分娩を予定している方にとって、当日の流れは気になるところではないでしょうか。

今回は、初めて出産する方と出産経験のある方、それぞれの流れの違いも含めて、親愛産婦人科での無痛分娩を入院から出産までご紹介します。

初めて出産する方は、前日から準備を始めます

初めて出産する方は、原則として無痛分娩予定日の前日に入院します。

まず、お母さんと赤ちゃんの状態に問題がないかを確認し、診察で子宮口の状態をみます。

必要に応じて「ミニメトロ」という水風船のような器具を使って子宮口を広げる処置を行い、子宮口をやわらかくする作用と軽い陣痛促進作用のある薬を服用します。

翌日、硬膜外麻酔のためのカテーテルを入れ、陣痛促進剤の点滴を行って、お産を進めていきます。

出産経験のある方は、当日に入院します

出産経験のある方は、原則として無痛分娩予定日の当日に入院します。

入院後、お母さんと赤ちゃんの状態を確認し、診察で子宮口の状態をみます。

必要に応じてミニメトロを使用したあと、陣痛促進剤の点滴を開始し、硬膜外麻酔のためのカテーテルを入れます。

同じ計画無痛分娩でも、その日の子宮口の状態やお産の進み方によって、実際の流れが変わることがあります。

背中から麻酔のための細い管を入れます

親愛産婦人科の無痛分娩では「硬膜外麻酔」を行います。

横向きになって背中を丸め、まず皮膚に局所麻酔をします。そのあと、背中から「硬膜外カテーテル」という細い管を入れ、抜けないようにテープで固定します。

カテーテルを入れたら、すぐに麻酔薬を使い始めるわけではありません。

お産の進み具合や陣痛の強さを確認しながら、麻酔を始めるタイミングをみていきます。

お産が進んできたら麻酔を始めます

陣痛がしっかりつき、お産が進んできたところで、背中に入れたカテーテルから麻酔薬を投与します。

初めて出産する方では、子宮口が約4cm開き、陣痛が強くなってきた頃がひとつの目安です。

「無痛分娩」という名前から、まったく何も感じなくなると思われるかもしれませんが、すべての感覚がなくなるわけではありません。

お腹が張る感覚や、赤ちゃんが下がってくる感じ、いきみたい感覚などは残ります。

痛みを和らげながら、お産を進めていきます。

無痛分娩中は、お母さんと赤ちゃんを見守りながら進めます

無痛分娩中は、お母さんの血圧や酸素の状態、赤ちゃんの心拍などをモニターで確認しながら、お産を進めます。

麻酔が効くと足に力が入りにくくなるため、基本的にはベッドの上で過ごします。

歩いてトイレへ行くことはできないため、尿は管を使って取ります。

水分は摂っていただくことができ、昼食からは軽食をご用意しています。

立ち会い分娩も可能です。

計画分娩でも、その日に生まれるとは限りません

「計画分娩」というと、予定した日に必ず赤ちゃんが生まれると思われるかもしれません。

でも、お産の進み方には個人差があります。

陣痛促進剤を使用しても十分な陣痛が起こらなかったり、子宮口が思うように開かなかったりして、その日のうちに出産に至らないこともあります。

特に初めて出産する方は、当日に出産にならないこともあります。

出産経験のある方も、翌日になる場合があります。

夜間は無痛分娩を行っていません

親愛産婦人科では、安全に無痛分娩を行うため、夜間は無痛分娩を行っていません。

日中に無痛分娩を開始していても、夕方になってもお産が進まず、まだ出産に至っていない場合は、麻酔薬と陣痛促進剤の使用をいったん終了します。

その後は、お母さんと赤ちゃんの状態や自然な陣痛の経過を確認しながら過ごしていただきます。

翌朝、あらためて状態を確認し、無痛分娩を再開してお産を進めていきます。

「予定どおり」よりも、安全にお産を進めることを大切にしています

計画無痛分娩でも、お産はすべて予定どおりに進むわけではありません。

陣痛の強さ、子宮口の開き方、赤ちゃんが下がってくるタイミングなど、一人ひとり違います。

そのため親愛産婦人科では、決められたスケジュールどおりに進めることよりも、その時のお母さんと赤ちゃんの状態を確認しながら、安全にお産を進めることを大切にしています。

「今はどのくらい進んでいるの?」
「この感覚は大丈夫?」

そんなときも、遠慮なくスタッフにお声かけください。

安心して赤ちゃんを迎えられるよう、医師・助産師・看護師が出産までサポートします。

次回予告

次回は、

「無痛分娩中はどう過ごすの?」

麻酔が始まったら歩ける?
食事や水分は?
トイレはどうする?

無痛分娩中の実際の過ごし方や、体調に変化があったときに知っておいていただきたいことについて、詳しくご紹介します。