無痛分娩は赤ちゃんに影響がありますか? 知っておきたい無痛分娩のお話 #6

この記事でわかること
- 無痛分娩の麻酔は赤ちゃんに影響するのか
- 生まれたあとの赤ちゃんや母乳への影響
- 安心して無痛分娩を選ぶために大切なこと
無痛分娩は赤ちゃんに影響がありますか? 知っておきたい無痛分娩のお話 #6
「無痛分娩に興味はあるけれど、麻酔が赤ちゃんに影響しないか心配です。」
これは、親愛産婦人科でもよくいただくご相談です。
お腹の赤ちゃんのことを考えると、不安になるのは当然のこと。
結論からお伝えすると、現在の医学的な知見では、適切に管理された無痛分娩による赤ちゃんへの大きな影響はないと考えられています。
今回は、日本産科麻酔学会などの医学的な知見をもとに、無痛分娩と赤ちゃんへの影響についてご紹介します。
無痛分娩の麻酔は、赤ちゃんへの大きな影響はないと考えられています
無痛分娩では、「硬膜外麻酔」という方法で陣痛や出産の痛みを和らげます。
麻酔薬がお母さんの血液を通して赤ちゃんへ移行する量はごくわずかです。
日本産科麻酔学会では、適切に行われた硬膜外麻酔による赤ちゃんへの悪い影響は、ほとんどないと考えられています。
また、海外を含む多くの研究でも、無痛分娩によって赤ちゃんの健康状態に大きな影響は認められていません。
もちろん、安全に無痛分娩を行うためには、麻酔だけではなく、お母さんと赤ちゃんの状態を継続して確認しながらお産を進めることが大切です。
親愛産婦人科でも、お母さんと赤ちゃんの安全を第一に考えながら無痛分娩を行っています。
生まれたあとの赤ちゃんや母乳への影響は?
赤ちゃんが元気に生まれてくるのか、母乳は飲ませても大丈夫なのか、不安に思われる方も少なくありません。
現在の研究では、無痛分娩だからといって、赤ちゃんの呼吸や出生直後の状態(アプガースコア)、新生児集中治療室(NICU)への入院率に大きな違いはないことが報告されています。
また、硬膜外麻酔で使用する薬剤が母乳へ移行する量はごくわずかで、授乳への大きな影響もないと考えられています。
そのため、多くのお母さんが出産後から赤ちゃんを抱っこし、母乳育児を始められています。
赤ちゃんとの最初の時間を安心して過ごしていただけることも、無痛分娩の大切なポイントの一つです。
正しい情報を知ることが、安心につながります
インターネットやSNSには、無痛分娩に関するさまざまな情報があります。
便利な一方で、古い情報や医学的な根拠がはっきりしない内容が含まれていることもあります。
だからこそ、信頼できる情報をもとに、ご自身が納得したうえで出産方法を選ぶことが大切です。
親愛産婦人科では、無痛分娩について丁寧にご説明し、ご不安や疑問にも一つひとつお答えしています。
無痛分娩について詳しく知りたい方は、当院の無痛分娩のご案内ページもぜひご覧ください。
そして、気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
次回予告
次回は「無痛分娩は誰でもできますか?」
無痛分娩には、適応となる方や慎重な判断が必要なケースがあります。
「私も無痛分娩を選べるの?」という疑問に、産婦人科の視点から分かりやすくお答えします。
