人工妊娠中絶
望まない妊娠をしてしまい人工妊娠中絶を希望される場合は、
妊娠週数に応じて一番安全な方法で手術を行います。
人工妊娠中絶手術を受けられるのは、
妊娠22週未満（21週6日）までです。
人工妊娠中絶は妊娠週数により方法が異なります。
| 手術名称 | 妊娠週数 | 方法 |
|---|---|---|
| 初期中絶手術 | 妊娠12週未満 | 麻酔をかけるため、絶食水でご来院頂き、 外来で12時頃 手術を行い、14時頃に帰宅できます。 子宮内容物を掻き出す「ソウハ法(掻爬法)」と 子宮内容物を吸い出す「吸引法」があります。 当院では手動吸引法(MVA)で手術を行っています。 尚、出産経験のない場合は、手術を安全に行うために 前処置として子宮頚管拡張処置を行います。 |
| 中期中絶 | 妊娠12週以降〜22週未満 | 子宮頚管拡張と子宮収縮薬の薬剤を投与して 人工的に陣痛を起こし、 出産と同様に子宮から胎児と胎盤を娩出します。 約3日間入院をして頂きます。 |
初期中絶手術の手法と特徴
| 吸引法 | 自動吸引法(EVA) | 金属製の器具を子宮内に入れ、 自動で陰圧をかけて胎児や胎盤を吸引します。 |
|---|---|---|
| 手動吸引法 (MVA) | ポリプロピレン製の細く柔らかい管を子宮の中に差し込み、 手動吸引器で内容物を吸い取ります。 手動吸引法(MVA)は、身体への負担が少ない吸引法の中でも、 より子宮を傷つけにくく、安全性が高いとされているため、 当院ではこの方法を採用しています。 |
|
| 掻爬法 | 特殊な専用の器具で子宮の内容物を掻き出す手技。 子宮内膜を傷つけるリスクがあるので、当院では行っていません。 |
|
