性行為感染症検査
クラミジア
クラミジア・トラコマティスという微生物で起こる感染症で、最も多い性感染症です。
10代~20代の女性が多く感染していますが、自覚症状はおりものの量が多くなる程度で感染に気づくことが少なく、
ほっておくと卵管閉鎖などの不妊の原因にもなるため心当たりがあれば症状が少なくても検査を受けられることをお勧めいたします。
検査方法には子宮頚管分泌物でクラミジア抗原を検査する方法と血液検査でクラミジア抗体を調べる方法があります。
症状 | 男性:排尿痛、尿道のかゆみ、尿道から膿が出る、発熱、痛み 女性:おりものの増加、不正出血、下腹部の痛みや発熱、性交痛 |
---|---|
潜伏期間 | 1~3週間 |
治療方法 | 抗菌剤(ジスロマック)1回4錠内服で治療します。 パートナーと一緒に治療する事をお勧めしています。 |
淋病
淋菌に感染することによって起こり、ほとんどが性行為によって感染する性感染症です。
男性の場合、尿道炎を引き起こし、女性の場合、子宮頸管炎を起こす可能性があります。
症状 | 男性:排尿痛、尿道から膿が出る、精巣上体(副睾丸)の腫れ、発熱・痛み、尿道の不快感 女性:おりものの増加、不正出血、下腹部の痛みや発熱、性交痛 |
---|---|
潜伏期間 | 2~7日 |
ヘルペス
ヘルペスは単純ヘルペスウイルス(1型・2型)に感染することのよって引き起こされる性感染症の一つです。
男女共に、性器に小さい水ぶくれや潰瘍(皮膚のただれ)といった症状が現れます。
症状 | 男性:排尿痛、排尿困難、性器周りのただれや水ぶくれ、強い痛み、発熱 女性:性器周りのただれや水ぶくれ、排尿痛、排尿困難、リンパ節の腫れ・痛み |
---|---|
潜伏期間 | 2~10日 |
コンジローム
コンジロームは、ヒト・マピローマ・ウィルス(HPV)に感染することにより、引き起こされる性感染症です。
コンジロームに感染すると性器周辺にカリフラワー状、乳頭状のイボができます。
症状 | 男性:性器(陰茎、亀頭、包皮の内側、陰のうなど)にイボができる 女性:性器(大小陰唇、腟前庭、腟、子宮頸部など)にイボができる |
---|---|
潜伏期間 | 約3週~8ヶ月間 |