出産
出産前Before Childbirth
妊婦検診の受診・分娩予約の手続き
スケジュールに沿って、妊婦検診を受診していただきます。
また、当院で分娩をご希望の方は、必ず分娩予約を行ってください。
入院時期
次の症状がありましたら、まずご本人がお電話をおかけください。
その際には、お名前と診察券にかかれているID番号をお知らせください。
昼夜、休診日にかかわらずご連絡ください。
- 規則的に時間をおいて、お腹又は腰が痛むようになった時(初産5分、出産経験者8~10分位の間隔が目安です)
- 破水した時
- 生理の2~3日目くらいの通常より多めの出血があった時
- その他、何か異常を感じた時(胎動がない時など)
入院・来院の際の留意点
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深夜の入院・来院について
ご入院が深夜の場合は、事前に電話でご連絡の上、玄関のインターホンでスタッフをお呼びください。
入院されている方の安眠のため、付き添いの方は夫又は両親の少人数でご来院ください。
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ご来院時のお願い
感染症(インフルエンザ・風疹・麻疹・おたふくかぜなど)を発症している方、
又は周囲に発症している方がいらっしゃる方は、ご来院の前に事前にご連絡をお願いします。
入院準備
ママのために必要なもの
- 母子健康手帳(先天性代謝異常の検査申し込み用紙)
- しんあいテキスト
- 筆記用具
- パジャマ(できれば前開き)
- スリッパ
- 洗面具
- ドライヤーなど
- ティッシュペーパー
- アンケート用紙
- バスタオルやタオル ※タオルは3~4枚の余分をお持ちください。(各1枚づつは、部屋に常備しており毎日交換しています)
- 希望者は聴力検査申込書(用紙は36週以後にお渡しします)
- 健康保険証(出産育児金直接支払制度手続のため、必ず確認させていただきます)
赤ちゃんのために必要なもの
- 退院時着用の赤ちゃん衣類一式(肌着、ベビー服、おむつ、おくるみなど)
※入院中の赤ちゃん用品は、当院にてご用意します。
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お産前後に必要な産褥セットは、当院にてご用意いたします。
産褥セットには、お産衣、前あきショーツ2枚、お産パッドL・M・S各1袋、お産直後パッド、
ガーゼハンカチ、おしりふき(赤ちゃん用)、おへそ消毒セット、紙おむつなど、
入院中に必要な物品が入っています。 以上の衛生用品は、単品でも当院2階の自動販売機で販売しています。
出産の流れChildbirth Flow
入院
お産のために入院されましたら、陣痛室(個室)で助産師が分娩の管理を行います。 胎児の状態を把握するために、分娩監視装置を装着します。 分娩には、医師・助産師・看護師の3人が立会い、介助いたします。
分娩室
お産は分娩室で行いますが、LDR室でお産することもあります。 希望の方は立会い分娩もできます。 新しい命の誕生をお2人で迎えられてはいかがでしょうか。 また、産みたい姿勢(フリースタイル)で出産もできます。 出産後は、早期母子接触(赤ちゃんを抱っこする)やおっぱいを吸わせたりして、ご家族一緒に過ごしていただけます。 お産が終わりましたら、希望される部屋(個室または4人部屋)に移っていただきます。
帝王切開
帝王切開のときは、医師2名と助産師1名と看護師2名が母親と新生児の管理を行います。当院は24時間緊急の帝王切開に対応できるように職員を配置しています。
お産の後
正常分娩の方は、お産翌日の朝の診察で異常がなければ、シャワーや洗髪ができます。退院までに各種指導(授乳・沐浴・調乳・お話会など)があります。
母子同室
希望されれば、お産直後からでも母子同室ができます。 また、夜間は疲れた身体を休めることができるように、昼間だけの母子同室など自由ですので希望を申し出てください。
当院の出産の特徴Childbirth
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リラックスして出産していただけるように
立ち合い分娩を実施当院では立会い出産を行っています。
立会い出産をすることにより、リラックスして出産できます。
出産当日に、赤ちゃん誕生の瞬間に立会いたいと思えば、
その場でスタッフに申し出てください。
奥様が分娩室に先に入り、出産の準備ができましたら、御主人は後からガウンを着て分娩室に入っていただきます。
お子様も一緒に立ち会うこともできます。
カメラ、ビデオ撮影を希望される方は、前もって準備しておいてください。
尚、吸引分娩などの異常分娩でもできるだけ立会い出産できるように致しますが、
帝王切開になることがあれば御主人は分娩室から出ていただくことになりますので、
ご了承の程宜しくお願い致します。 -
「早期母子接触」で親子の絆を深める
赤ちゃんとママの肌が直接触れ合うよう、
ママの胸の間に赤ちゃんを包み込むよう抱っこします。
ちょうどカンガルーの赤ちゃんがママのお腹の袋に入っている状態によく似ています。
出産後なるべく早く行うことが効果的で、
当院では出生直後から早期母子接触をしています。
当院では安全に配慮しながら早期母子接触を行っています。
赤ちゃんの状態によっては産後直後からの早期母子接触を行えない場合もあります。
あらかじめご承知下さい。 -
一番楽な姿勢で出産してもらえるように
フリースタイル分娩を実施出産のとき、産婦に自由に動いてもいいとすると、座ったり、立ったり、横になったり、四つんばいになったりして、ありとあらゆる姿勢をとることが知られています。
そして、その産婦は自分と赤ちゃんに少しでも楽に感じる姿勢を
必ずとると言われています。
その姿勢で出産すると赤ちゃんへの負担も少なく、お母さまは楽だと感じるのです。
人それぞれ、その姿勢は違います。出産の時になってみないと分かりません。それは、赤ちゃんがちゃんと教えてくれます。
”産みたい姿勢で産む”それがフリースタイル出産です。
当院でもできるだけ、赤ちゃんが”生まれてこようとする自然の力”に逆らわず、
出産していただけるように援助しています。 - A:骨盤誘導線=胎児娩出力
- B:胎児の体重=重力
- C:合成ベクトル=加速する胎児娩出力
- A:骨盤誘導線=胎児娩出力
- B:胎児の体重=重力
- C:合成ベクトル=加速する胎児娩出力
- A:骨盤誘導線=胎児娩出力
- B:胎児の体重=重力
- C:合成ベクトル=加速する胎児娩出力
- A:骨盤誘導線=胎児娩出力
- B:胎児の体重=重力
- C:合成ベクトル=加速する胎児娩出力
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ご家族のためにさい帯血保管をご提案
“さい帯血”とは、胎盤と赤ちゃんをつなぐ、へその緒の中に流れている血液のことです。
さい帯血の中には、身体のいろいろな部分を作り出す『もと』になる細胞がたくさん含まれているので、現在は白血病をはじめとする血液の病気の治療に有効に利用されています。
万が一、生まれてくるお子様が将来、白血病と診断された場合、
本人のさい帯血が保管されていれば100%の適合率なので、早期に高い治療効果が得られることとなります。
また現在では、さい帯血の細胞を利用し、臓器・筋肉・血管などを再生させる研究も進められています。
この貴重なさい帯血を採取できるのは、出産の時がただ一度のチャンスです。
“さい帯血保管”は生まれてくるお子様の将来を考えた、ご両親でなければ残せない最大のプレゼントとなることでしょう。- ※さい帯血の採取は赤ちゃんが産まれた直後に行われますので、母児へのリスクはありません。
- ※ご希望の方は、ご自身での申し込みが必要となります。ご出産までにスタッフにお知らせください。
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安心してお産に臨むための
バースプランバースプランとは、名前の通り『出産-Birth-の計画-Plan』です。
バースプランをたてる事は快適なお産の為であると同時に、
主体的なお産『アクティブ・バース』の入り口でもあります。
決まった書式もありません。
『自分はどのようなお産をしたいのか』自分自身の言葉で、紙に書いてみましょう。考え方
オリジナルプランを具体的に考えてみてください。
そして書き込んでみましょう。
家族の人とも、十分話しあって色々なアイデアや意見を出してみましょう。
疑問点や相談がありましたら、スタッフにお聞きください。- 赤ちゃんのために、してあげたい事はどんなことか?
- ママ自身が、コントロールを必要とすることはどんなことか?
- ママがパパや家族の人などに協力してほしいことはどんな事か?
- 入院時の過ごし方などで、チャレンジしてみたい事はどんな事か?
妊娠中の過ごし方
食事・運動・体重管理・生活一般について書いてみましょう
- 前期は
- 中期は
- 後期は
お産が始まってからの過ごし方
- 家では
- 入院時は
- 分娩室では…(家族の立会いの有無についてもご記入ください)
出産後の過ごし方について書いてみましょう
- 赤ちゃんとの過ごし方は
- 母乳については
- ミルクの使用については
その他希望することがあれば書いて見ましょう
※但し、状況によっては、すべての希望が実現するとは限りませんので、ご了承ください。
姿勢による違い
01.「立位」での赤ちゃんの通る道
骨盤を矢印の方向に通って行きます。
02.「あおむけ」での赤ちゃんの通る道
赤ちゃんは上の方向に出ようとしますが、重力が下にかかるので反対方向に力が作用しゆっくりと出てきます。
03.「横向き」での赤ちゃんの通る道
赤ちゃんは真横にまっすぐ出てきます。重力は下にかかるので、あおむけよりは出てくるスピードは速くなります。かつ、横を向くと赤ちゃんが通る道があおむけに比べると広がります。その分スムーズに出てきやすくなります。赤ちゃんの圧迫もあおむけに比べると少ないです。
04.「四つんばい」での赤ちゃんの通る道
出てくる方向と重力の方向が同じなので、横向きよりは出てくるスピードは速くなります。横向きと同じように骨盤も拡がりやすくなります。
出産後After Childbirth
当院は助産師、看護師ともに母乳指導に力を入れています。
当院はできるだけ母乳哺育を勧めます。赤ちゃんにとって最高の栄養は母乳です。
母乳で育てることにより母子のスキンシップが高まるだけでなく、
赤ちゃんが病気に対する抵抗力をつけ、脳やあごを発達させる等の利点もあります。
おっぱいの準備 | 『母乳で育てたいな』とお思いなら、妊娠中からおっぱいの手入れをすることが大切です。 マザークラス・助産師外来で乳頭・乳輪部マッサージを指導します。出産後赤ちゃんが母乳をうまく吸えることができるように妊娠5ヶ月に入り、妊娠経過も順調ならマッサージを始めましょう。 |
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頻回授乳 | 出産後は、1時間以内に赤ちゃんにおっぱいを吸わせます。ご希望なら出産直後から24時間母子同室や頻回授乳もできます。 |
1週間健診 | 退院後1週間頃には母子ともに来院していただき、助産師が赤ちゃんの体重をはかり母乳が足りているかなどをチェックします。この時も、母乳などあらゆる心配事についてご相談に乗り、母子共に順調に過ごせるよう、アドバイスいたします。 |